ドリッパー・アイテムレビュー

カリタネクストGのデメリットは微粉。粗挽きコーヒーレシピで対策。

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カリタネクストGのデメリットは微粉

カリタネクストGは、コーヒー器具メーカーの大手”カリタ”の最新グラインダーです。カリタの技術の粋を集めて作られたこのコーヒーグラインダーは、非常にコスパが良い名機と言えます。しかしながら、カリタネクストGにはひとつ大きなデメリットがあります。それは、微粉が多いことです。

微粉とは、コーヒー豆を挽いた際に出てしまう細かな微粉末のことです。この微粉は、雑味の原因となるため注意が必要です。なぜなら、細かいが故に成分の抽出効率が高すぎて、雑味が速いタイミングで溶け出してしまうのです。

微粉が多いほど、あっという間に雑味が抽出されてしまい、コーヒーのクリーンさが失われてしまいます。コーヒー本来のフレーバーが曇ってしまうような、そんな味わいになってしまうのです。

今回は、カリタネクストGのメリットを改めて考えてみるとともに、このデメリットの解決方法を解説します。

カリタネクストGは粒度分布・静音性・清潔性に優れる

カリタネクストGには、3つのメリットがあります。それは、

  1. 適度な粒度分布がある
  2. 静音性に優れ、コーヒー豆を静かに挽ける
  3. 静電気対策により清潔に使える

です。

カリタネクストGには適度な粒度分布がある

カリタ系のグラインダーは粒度分布に優れており、味わいに奥行きや複雑さを演出しやすいといったメリットがあります。狙った挽き目に対して適度にばらつきが生じるため、このような味わいとなるのです。

反対に、コーヒー豆の挽き目がそろっていると、味わいにも均一性が出てきます。同じ挽き目のコーヒーの粒から、同じタイミングで、同じ成分が抽出されるからです。

コーヒー豆の中には、複雑さを引き出した方が良いものや味わいに均一性、透明感を出した方が良いものがあります。産地や焙煎度合いによって、引き出すべき味わいは変わってきます。

自分の好きなコーヒーの味わいやコーヒーの個性に合わせてグラインダーをチョイスできると最高に楽しいです。

カリタネクストGは静音性に優れている

カリタネクストGは本当に静かです。コーヒー豆を挽いた際の静音性に優れていて、大きな音が出ません。その秘訣は、モーターにあります。

カリタネクストGには、低速モーターが付いています。コーヒー豆を挽くための挽き刃が非常にゆっくりと回転するのです。それによって、摩擦熱が軽減されるため、発熱により香りが飛んでしまう悪影響を避けることができるのです。

通常、電動グラインダーは挽き刃の回転速度が速いために摩擦熱が発生します。この熱によって揮発性の香気成分が失われてしまう可能性があるのです。

しかし、このカリタネクストGはそれがありません。手挽きのようにゆっくりとした刃の回転が摩擦熱を抑え、美味しい香りを守ってくれるのです。

カリタネクストGは清潔に使える

カリタネクストGには静電気除去装置が付いています。これによって微粉やチャフがボディにまとわりつくことがなく、清潔に使用できるのです。

一般的な電動グラインダーでは、コーヒー豆を挽いた時に静電気が発生してしまいます。コーヒー豆の微粉や薄皮(チャフ)がグラインダーのボディのあちこちにくっついてしまい、清潔とは言えません。頻繁に掃除が必要でした。

しかし、静電気除去装置が設置されることで、その問題は完全に解決です。カリタネクストGは本当にキレイに使えます。

カリタネクストGは微粉処理+粗挽きで美味しくなる

カリタネクストGで淹れるコーヒーは、次の2つの方法でより美味しくなります。それは、

  1. 微粉処理、または対策をすること
  2. 粗挽きを使用すること

です。

まずは、微粉処理についてです。微粉がコーヒーの美味しさに対して悪影響を与えることはすでに解説しました。では、どのようにそれを対策すればいいのでしょうか。

私のおすすめする微粉対策は2つあります。

  1. パウダーコントロールストッカーやふるいを使用して微粉を除去する
  2. 粗挽きにして、蒸らしの時に落下したコーヒー抽出液を捨てる

1番については、微粉が雑味のもとであれば、そもそも微粉を捨ててしまえばいい、ということです。パウダーコントロールストッカーとは、挽いたコーヒー豆の粒度を揃えたり、微粉を除去するために使用するコーヒーギアです。箱の中に金属製の網が入っていて、必要のない小さな粒度のものを除去することができます。

高性能なふるい、網、みたいなイメージです。

2番の”粗挽きにして、蒸らしの時に落下したコーヒー抽出液を捨てる”はかなりおすすめなテクニックです。これは、粒度ごとに成分が抽出されるタイミングが異なるという特徴を利用した抽出方法です。

挽いたコーヒー豆は粒度が細かいほど成分が早く抽出され、粗いほど遅く抽出される傾向があります。つまり、微粉の成分抽出は非常に早く、粗挽き設定の粒からは成分の抽出は遅くなります。

この理論をもとに考えると、一番初めに出てくる蒸らしの時に落下したコーヒー抽出液には、微粉から抽出された雑味を含む成分が多く含まれています。まずは、これを捨ててしまいます。さらに、コーヒー豆の挽き目を粗挽きにすれば、その設定の粒から抽出される成分は遅く溶け出すため、蒸らしの落下液中には含まれません(少しは溶け出していますが。。。)。そして、2投目以降の抽出液からは粗挽き部分からの良質な成分のみが含まれているため、クリーンなカップが仕上がります。

粗挽きにして、蒸らしの落下液を捨てるだけ、それだけでカリタネクストGのコーヒーが美味しくなります。ぜひ試してみてください。

ただ、落下液を捨てるので、薄く感じてしまう可能性があります。その時は、蒸らし時間を延ばして抽出時間を延長し、濃度を調整しましょう。コーヒー豆の量を増やしてみるのもOKです。

粗挽きに強いメッシュレンジ

カリタネクストGには、粗挽き方向にメッシュレンジが広いという特徴があります。これがかなり使えます。富士ローヤルのみるっこは細挽き方向に強いですが、カリタネクストGはその逆です。

みるっこの一番粗いメッシュが、カリタネクストGの3~4番メッシュ程度です。

この理由からも、粗挽き+蒸らし落下液を捨てる、方法は理にかなっています。

カリタネクストGおすすめハンドドリップレシピ

では、カリタネクストGにぴったりなハンドドリップレシピをご紹介します。

必要なもの

  • コーヒードリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー(無ければマグカップでもOK)
  • コーヒースケール(無ければキッチンスケールとスマホのストップウォッチ)
  • ドリップケトル
  • コーヒー豆20g 粗挽き
  • 温度計

抽出レシピ

① 1投目  蒸らし

25~30gのお湯をコーヒーの表面全体へかけ、コーヒーが膨らみ切るまで蒸らす。蒸らし時間は50秒くらいが目安です。50秒間の間に、落下したコーヒー抽出液を捨てます

 

② 2投目

180~185g(合計の湯量が210gになるように)のお湯をドリッパーの中心へ、蜜を垂らすようにゆっくりと注ぎます。

 

☆ここでポイント!☆

ドリッパーの穴の大きさが、お湯をかける範囲の目安です。円錐形ドリッパーは大きな一つ穴が空いています。その穴の大きさと同じくらいの範囲で、円を描きながらゆっくりお湯を注ぎましょう。

円錐形ドリッパーをお持ちでない場合は、直径2㎝くらいの円を意識してください。このレシピで大切なのは、コーヒー豆をお湯で満たすようにゆっくり注ぐことです。

 

③ ドリッパー内のお湯がすべて落ちきる前に、ドリッパーをサーバーから外します。お湯を注いだ時に浮かんでくる泡は雑味を含んでおり、美味しくありません。泡が落ちきる前に、ドリッパーを外します。抽出時間の目安は、1分40秒から50秒です。抽出時間が長すぎる、または短いときは、その分蒸らし時間を調節すればOKです。

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