ハンドドリップで微粉は不必要!?≪微粉論争≫についてちょっと言いたい。

ハンドドリップで微粉は不必要なのか?

微粉。それは、昨今のバリスタ達やハンドドリップを行う者たちにとって、よく論争のテーマとなる問題の1つ。

『微粉は要らない!』『無い方がいい!』と主張する微粉否定派。『微粉はあっても大丈夫!』『むしろ適度に残したい』と主張する微粉容認派

この2つの派閥に揺れるハンドドリップ界において、果たしてどちらが正しいのか?どちらが美味しいのか?それぞれの主張を聞きながら検証していきます!

 

そもそも微粉とは?

微粉とは、コーヒー豆をグラインダーまたはミルで挽いた際に発生する微粉末のこと。豆を挽く際、または砕く際にどうしても発生してしまう細かなコーヒー豆の粉末です。おせんべいやクッキーを2つに割った時に細かい粉が散りますが、そんなイメージです。

その発生割合は、グラインダーやミルの性能によるところが大きく、ハイエンドモデルでは微粉末が少ない傾向があります。

 

『ハンドドリップで微粉は要らない!』微粉否定派の主張

微粉は雑味の原因となる!

微粉は非常に細かいため、お湯の浸透も非常に早く、雑味を含むネガティブな成分が抽出されてしまいます。微粉では、いわゆる過抽出が起きてしまうのです。微粉を多く含む場合、意図せぬ過抽出が生じてしまい雑味の原因となるのです。

最近のサードウェーブを反映させたコーヒーの楽しみ方では、コーヒー豆の産地特性をはじめとした豆本来の味わいを尊重します。多くの場合、酸質や甘さといった果実感を伴ったフレーバーを指します。

このフレーバーは、雑味の無いクリーンな味わいの中でより一層引き出されるため、雑味の原因となる微粉は不必要となるわけです。

サードウェーブ系だけでなくとも、クリーンな味わいを重視する人は微粉否定派が多いようです。

 

『微粉があっても大丈夫!』微粉容認派の主張

適度な微粉が複雑な香味を表現する。

微粉は過抽出を引き起こし雑味の原因となりますが、適度に含む分には味わいに奥行きや複雑さをもたらします

実際、微粉を完全に取り除いた状態でコーヒーを抽出すると、確かにクリーンでフレーバーがわかりやすい反面、ボディ感や味わいの奥行き、複雑性に欠けてしまいます。

深煎りやナチュラルプロセスのコーヒーなどで、複雑性やボディ感を表現したい場合は、適度の微粉を含んだ方が良い。それだけでなく、浅煎りのウォッシュトなど、そもそもクリーンさを売りにしたコーヒー豆でも適度に微粉が含まれることでバランス感を保ったコーヒーが作れるわけです。

微粉も、含まれる割合をコントロールすれば味方になります。

 

ハンドドリップでの微粉は、作りたい味わいでコントロールすべきでは。

微粉否定派と容認派、両者の意見をもとに、そのメリットとデメリットを紹介いたしました。どちらも良さがあり甲乙つけがたいですが、自分の表現したい味わいに合わせて微粉の要否を決めるのが一番です。

クリーンな味わいを作りたい場合は、微粉を取り除く、または軽減する。

複雑な味わいを作りたい場合は、適度に微粉を含ませる。

コーヒー豆の個性や表現したい味わいから逆算し、検証してみましょう!