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浅煎りコーヒーはお湯の温度でフレーバーが開く
浅煎りのコーヒーは果実味や酸質を楽しむことができ、豆の産地・品種・精製方法が生み出すフレーバーを存分に楽しむことができます。
この浅煎りコーヒーのハンドドリップでポイントとなるのが、お湯の温度です。
お湯の温度を適切に保つことで、コーヒーが持つ本来のフレーバーを引き出すことができるのです。
浅煎りコーヒーの湯温は93度以上がおすすめ
浅煎りコーヒーをハンドドリップする場合、93度以上が目安になります。これは深煎りのコーヒーと比べると、比較的高い温度です。
浅煎りのコーヒー豆は、深煎りよりも密度が高く、硬い傾向にあります。
そのため、コーヒーの成分が抽出されづらいのです。
お湯の温度を高くすることによって成分抽出の効率を高め、フレーバーを引き出します。
ただし、ロースターさんによっておすすめするお湯の温度は変わってきます。
コーヒーギークでは93度がおすすめですが、ロースターさんによっては95度や96度、90度などなど、まちまちです。
コーヒー豆を購入する際には、スタッフの方にお湯の温度を確認してみましょう。
浅煎りコーヒーのハンドドリップおすすめレシピ
それでは、さっそくおすすめレシピを紹介します。
必要なもの
- コーヒードリッパーとペーパーフィルター
- コーヒーサーバー(無ければマグカップでもOK)
- コーヒースケール(無ければキッチンスケールとスマホのストップウォッチ)
- ドリップケトル
- 浅煎りコーヒー豆20g 中挽き
- 温度計
ハンドドリップレシピ
① 1投目 蒸らし
45gのお湯をコーヒーの表面全体へかけ、コーヒーが膨らみ切るまで蒸らす。蒸らし時間は25秒くらいが目安です。
② 2投目
65g(合計の湯量が110gになるように)のお湯をドリッパーの全体へ、ゆっくりと注ぎます。円を徐々に広げていくように注いでください。2投目を注いでから25秒後に3投目を注ぎ始めます。
③ 3投目
60g(合計の湯量が170gになるように)のお湯をドリッパーの全体へ、ゆっくりと注ぎます。3投目を注いでから30秒後に3投目を注ぎ始めます。
④ 4投目
50g(合計の湯量が220gになるように)のお湯をドリッパーの全体へ、ゆっくりと注ぎます。
⑤ ドリッパー内のお湯がすべて落ちきる前に、ドリッパーをサーバーから外します。合計で2分30~35秒で、ドリッパー内に少しお湯が残っているくらいがちょうどいいです。ドリッパー内のお湯がなくなったとき、コーヒーの表面が平らになっているとベストです。
浅煎りの豆では、時折ペーパー詰まりを起こしてお湯の抜けが悪くなります。いつまでたってもお湯が落ちない場合は、挽き目を粗くし、湯温を3度ほど上げてみてください。
まとめ
浅煎りコーヒーをハンドドリップするポイントは、お湯の温度にあります。
- お湯の温度は93度以上
- ロースターさんによっておすすめの温度が違うので、豆を買うときに確認する。
ご家庭でハンドドリップをするときは、是非試してみてください!