人の集まるコーヒーショップの共通点。コーヒーマンになって気付いた良いお店の特徴。

良いお店には理由がある。

コーヒーショップを始めてからお店の見方が変わりました。そんな中気付いたこと。それは、人気店や素敵なお店には必ず共通点があるということ。コーヒーマンのはしくれとして、考える良いコーヒーショップの共通点を4つご紹介していきます。

良いコーヒーショップの4つの共通点

私の考える良いコーヒーショップとは、大繁盛するお店ではなく、細く長く経営を続けられるお店のこと。短期間で大繁盛するお店は、ブームが過ぎ去ると忘れ去られてしまい、人の心に残りません。一方、繁盛はせずとも確実に生き残り、人の心を長くにわたって離さないお店こそ、名店と言えます。そんな良いコーヒーショップには、次の4つの共通点があります。

 

共通点その1:オーナーの強い意思が反映されている

確実に言える共通点は『オーナーの強い意思が、店内に世界観として明確に表現されている』ということです。流行に乗った店作りではなく、唯一無二の世界観。オーナーが何をやりたいのか、どういった表現をしたいのか、その人柄や過ごした人生をにおわせるような空気感です。

例えば、都内下北沢にお店を構える Bear Pond Espresso。下北沢の商店街にたたずむ小さな店内に一歩入ると、その世界観に圧倒されるはずです。

また世界観を感じるのであれば、神保町のGLITCH COFFEE & ROASTERSや渋谷の茶亭羽當、スタイルを感じ取るのであればスカイツリーから徒歩5分の場所にあるUNLIMITED COFFEE BARがおすすめです。

世界観やスタイル、表現したいこと、伝えたいこと、それらが空気を介して伝わってくるお店です。

 

実際に行っていただければ、どういうことかすぐにわかります。ぜひ五感で感じ取ってみてください。

 

共通点その2:お客様が時間をどう使えばいいか、雰囲気で分かる

コーヒーショップで時間をどう使うかは、お店を訪れた人にとって大切なことです。時間の使い方は人それぞれですが、お店の空間をタイプで分けるとすると、

① 静かに過ごす空間か、ある程度の声や音を出せるか。静か動か。

② みんなで行ける場所か、ひとりで過ごせる場所か。

③ コーヒーと軽食だけか、食事が食べられるか。

この3つのポイントで、時間の過ごし方が決まってきます。そのお店の使い方がわかれば、お客様のニーズに答えることになり、顧客のリピート・定着にも繋がります。静かに過ごしたいから今日はあのお店、みんなで行きたいから今日はあそこへ、などなど。ライフスタイルが大切にされる時代だからこそ、誰にでも使えるような空間ではなく、提案型の空間提供が必要です。

お店によっては、通路などで空間を分けて、一人で過ごせる空間とみんなで過ごせる空間を両立しているところもあります。

空間の使い方がわかりやすく、お客様に伝わることはとても重要なポイントです。

 

共通点その3:コミュニティーが形成されている

どんなお店でもビジネスでも、相手はひと、人間です。この関係性を見逃してはどんなことも成り立ちません。コーヒーショップでも、コーヒーよりも大切なのは、人との繋がりです。ここは非常に重要です。

これまで紹介した共通点その1とその2の特徴をそろえたコーヒーショップは、その空間と相性のいい人が集まります。類は友を呼ぶように、知らない間に性格やライフスタイルの近い人たちが集まってきます。そして人と人が繋がりを持ち始め、コミュニティーが生まれます。お店にコミュニティーができれば、そのお店はかなり強い。ファンが口コミを広げ、人が人を呼び始めます。

お店への世界観の表現は、オーナーの人柄を表現していることになります。その表現こそが人との繋がりを生むきっかけとなるのです。

 

共通点その4:メニュー構成がシンプルで分かりやすい

良いコーヒーショップほど、メニュー構成がシンプルであることが多いです。ハンドドリップにエスプレッソビバレッジが数種、軽食にサンドイッチやパン系、焼き菓子。パッと見て、何を売っているか、どんなお店かがわかるような内容です。

お客様の要望に答えようとして、やたらと流行りのメニューを増やすところがありますが、そういうお店はいったい何の店なのか、何がやりたいのか方向性を失います。方向性を失ったお店は、商品数の広がりに応じてクオリティが下がっていき、いずれ空中分解、お客様を失うことにもなりかねません。何が美味しいのか、どんなお店なのか、お客様に伝わることが大切。

これはあくまで個人の見解ですが、万人向けの何でも屋は力のあるチェーン店がやるべきで、個人店は一点突破のスペシャリストであるべきです。

メニューにしてもお店の空間にしても、大事なのは相手に伝えたい思いをどこまで伝えられるか、です。その思いが空気で伝わるほどに洗練されていれば、間違えはありません。

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