コーヒーレシピ

粗挽きでハンドドリップコーヒーを美味しく淹れる方法

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粗挽きがハンドドリップコーヒーを美味しくする理由

MAHLKONIGのEK43をはじめとする超ハイエンドグラインダーがハンドドリップの主流となる以前、コーヒー豆を粗挽きにしてハンドドリップする手法がトレンドでした。だいたい2017~2018年頃でしょうか。

カリタのナイスカットや富士ローヤルのみるっこなど、中級グラインダーを粗挽きで使用することで、

  • 雑味の少ないクリーンなフレーバー
  • 浅煎りならではの果実感や甘みを引き出す

ことを実現していたのです。

細挽きでハンドドリップコーヒーを淹れた場合、過抽出になる可能性が高くなります。これを、粗挽きという手法をとることで回避し、コーヒーの美味しさを引き出す方法が考えられていたのです。

中級グラインダーのデメリットは微粉の量

2~5万円台の中級グラインダー(カリタナイスカットや富士ローヤルみるっこ)は、多くの喫茶店やコーヒーショップでも使用されています。家庭用でも使用することができて、使用感もとても良いです。

しかし、これらのグラインダーには一つ欠点があります。微粉の量です。実際に使用するとわかるのですが、微粉が意外に多い。

ハンドドリップを極める人は、この微粉をどう処理するか、一度は頭を抱えることになるでしょう。

微粉とは、コーヒー豆を挽いた時に出てしまう微細な粉末です。非常に細かいため、過抽出となり雑味の一因となります。この微粉量はグラインダーの品質に比例して少なくなります。良いグラインダーほど粒度の均一性に優れていて、微粉が少ないのです。

微粉が少なければ、過抽出を防ぐことができます。それによって均一な成分抽出が可能となり、クリーンカップを作ることができるのです。つまり、フレーバーが豊かで、甘くておいしい。余分なものを感じません。

中級グラインダーの微粉問題は粗挽きで解決する

中級グラインダーの微粉問題は、コーヒー豆の挽き目を粗挽きにすることで解決することができます。粗挽きにすることで、細挽きに比べて相対的に微粉量が少なくなるためです。細かければ細かいほど、表面積も広くなり微粉の発生量も多くなります。一方、粗くすれば相対的に微粉量を軽減できます。

おせんべいだって、一度だけ割ったときに比べ、粉々に砕いた方が細かい粒は増えますよね。それと同じです。

ただ、粗挽きにするとコーヒー豆の抽出効率が悪くなり、成分が出づらくなります。これは、使用するコーヒー豆の量を増やすことで解決します。

粗挽きによってコーヒーの濃度が薄くなったと感じた場合は、適正濃度になるまでコーヒー豆の量を増やしていきます。そうすることで、その他のレシピを変えることなく、シンプルに、成分量や濃度感を補うことができるのです。

粗挽きハンドドリップコーヒーの抽出レシピ

それでは、具体的な抽出レシピとポイントを紹介していきます。

コーヒー豆の量と蒸らし時間が最大のポイント

粗挽きハンドドリップコーヒーのレシピは、

  • コーヒー豆の量
  • 蒸らし時間

が大きなポイントとなります。

いつものハンドドリップレシピのままコーヒー豆の挽き目を粗くすると、

  1. 濃度が薄くなる ← 粗挽きによって抽出効率が下がるため
  2. 抽出時間が早くなる ← コーヒー豆の粒が大きくなるため、お湯の抜けが速くなる

といった変化が起きます。これを解決するためには、次のような方法をとります。

  1. 濃度が薄くなる → コーヒー豆の量を増やして濃度を補う
  2. 抽出時間が早くなる → 早くなった時間の分だけ蒸らし時間を長くする

1番については、単純にコーヒー豆を増やして成分量を多くしているだけです。2番の抽出時間は、蒸らし時間で補います。

蒸らし時間は、多くの場合20~30秒とる人が多いのですが、実はこの時間に決まりはありません。それ以上の蒸らし時間をとっても美味しいコーヒーを淹れることは可能です。なぜなら、蒸らし時間は抽出時間の一部として考えればいいからです。

詳しくはコチラの記事で解説しています。

この2つのポイント注意することで、粗挽きでも美味しいハンドドリップコーヒーを淹れることが可能になります。

粗挽きハンドドリップコーヒー抽出レシピ

必要なもの

  • コーヒードリッパー(円錐形ドリッパーがおすすめ)
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー(無ければマグカップでもOK)
  • コーヒースケール(無ければキッチンスケールとスマホのストップウォッチ)
  • ドリップケトル
  • コーヒー豆20g 粗挽き
  • 温度計

抽出レシピ

① 1投目  蒸らし

25~30gのお湯をコーヒーの表面全体へかけ、コーヒーが膨らみ切るまで蒸らす。蒸らし時間は50秒くらいが目安です。

 

② 2投目

180~185g(合計の湯量が210gになるように)のお湯をドリッパーの中心へ、蜜を垂らすようにゆっくりと注ぎます。

 

☆ここでポイント!☆

ドリッパーの穴の大きさが、お湯をかける範囲の目安です。円錐形ドリッパーは大きな一つ穴が空いています。その穴の大きさと同じくらいの範囲で、円を描きながらゆっくりお湯を注ぎましょう。

円錐形ドリッパーをお持ちでない場合は、直径2㎝くらいの円を意識してください。このレシピで大切なのは、コーヒー豆をお湯で満たすようにゆっくり注ぐことです。

 

③ ドリッパー内のお湯がすべて落ちきる前に、ドリッパーをサーバーから外します。お湯を注いだ時に浮かんでくる泡は雑味を含んでおり、美味しくありません。泡が落ちきる前に、ドリッパーを外します。抽出時間の目安は、1分40秒から50秒です。抽出時間が長すぎる、または短いときは、その分蒸らし時間を調節すればOKです。

 

長めに蒸らしを行った後、一度注いで終わるシンプルな抽出レシピです。ぜひ一度お試しください。

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